今回は糖尿病疾患情報を配信させて頂きます。先生との話題としてご活用ください。

DPP-4阻害剤3製品の重大副作用に「類天疱瘡」が追記 (4月19日)
4月19日、DPP-4阻害剤3製品のマリゼブ、ザファテック、オングリザの「使用上の注意」が改定され、「重大な副作用」の項に「類天疱瘡」が追記された。直近3年度に報告された類天疱瘡は、マリゼブが8例(うち、因果関係が否定できない症例が3例)、ザファテックが7例(同1例)、オングリザが4例(同2例)、国内の副作用として報告されている。国内での症例が集積した事から、専門委員の意見も踏まえて改訂することが適切と判断されている。

週1回投与のGLP-1受容体作動薬のセマグルチドのネットワークメタ解析結果が発表 (3月28日)
3月28日、ノボノルディスクファーマは週1回投与のGLP-1受容体作動薬であるセマグルチドと既存の類似薬であるリラグルチドとデュラグルチドの臨床試験データを間接的に比較した解析結果を発表しました。解析結果によると、セマグルチドはリラグルチドとデュラグルチドに対してHbA1c、体重ともに有意な改善が得られることが示唆されております。

DPP-4阻害剤関連4製品の重大副作用に「急性膵炎」が追記 (3月20日)
3月20日、DPP-4阻害剤のスイニー、トラゼンタ、テネリアの3製品と、テネリアとSGLT2阻害剤のカナグルを配合したカナリアの計4製品について、「重要な基本的注意」の項に急性膵炎に関する注意事項を追記、また「重大な副作用」の項に「急性膵炎」を追記された。PMDAによると、直近3年度に報告された急性膵炎関連症例は、スイニーが4例(うち因果関係が否定できない症例が2例)、トラゼンタが19例(同5例)、テネリアが9例(同4例)、カナリアが0例(報告なし)となっている。